2009/05/31

ブランコ Columpio

仕事を辞めました。
たった3か月間だったけど、冬(3月)、春(4月)、夏(5月。だけどもう暑い!)と3シーズン過ごした気分です。
この3か月、患者のHちゃんとお散歩をしない日はありませんでした。
He dejado el trabajo. En estos 3 meses sentí que pasé el invierno(marzo), la primavera(abril), y el verano(mayo,hacía calor ya!). No había ni un día sin pasear con la misma paciente.

彼女は17歳です。13歳で、精神科病院に入院。それ以来、家に帰っていません。私が働いていた知的障害者施設で彼女と出会った時は、彼女が精神病院からちょうど移ってきたところでした。
4年間の入院生活で体力を失い、服薬の副作用も加わり、すっかり精気を失った状態でした。
施設では、彼女の担当職員は、毎日散歩に連れ出して体力を戻すところから始めようと決めました。
Ella tiene 17 años,estuvo internada en un hospital mental durante 4 años. Cuando la conocí en el establecimiento donde trabajé, ella recién había llegado y estaba muy delicada por que no salía afuera por 4 años y por los efectos secundarios de los medicamentos. Su encargada decidió llevarla a dar una vuelta afuera diariamente para que ella recobrara las fuerzas.

どうしてだか分からないし、いつからだか覚えてないのだけど、彼女は毎日の散歩相手に私を指名するようになりました(職員が同行しなければいけない)。
その日以来、辞める最後の日まで、彼女と私は毎日散歩に出かけました。
No sé porque y no me acuerdo desde cuando, pero ella empezó a designarme como su acompañante. Desde ese día hasta el último día, ella y yo paseamos juntas todos los días.

最初の数週間、彼女は1~2分歩いただけで恐ろしいほどぐったり疲れていました。施設の横にある空地までなんとか歩いて、そこにあるベンチに座って休憩するのがお決まりでした。散歩というより、座っておしゃべりしに行っているようなモンでした。
Las primeras semanas, ella se cansaba rápido y profundamente por caminar unos minutos y descansaba sentandose en el banco en el descampado que está al lado del establecimiento. Ocupaba casi todo de su tiempo de paseo para descansar y conversar conmigo.

その後、少しずつ施設の周りを1周(5分程度)できるようになりましたが、依然、空地での休憩を要しました。
Luego poco a poco empezó a poder dar una vuelta al establecimiento, pero igual nesecitaba descansar en el descampado.

1か月前くらいからでしょうか、徒歩10分くらいのところにある公園まで歩けるようになりました。私たちは子供たちが学校にいる時間帯に散歩へ出かけていたため、公園はいつも私たち以外誰もいなく、いつも静まり返っていました。彼女は施設での他の患者さんとのぐちゃぐちゃした人間関係や煩さから逃れられるこの公園が大好きになったのでした。
来るたびに、私たちはまずブランコに乗って、揺れながらおしゃべりをしたのでした。
Hace un mes empezó a poder caminar hasta una parque que se tarda 10 minutos a pie. Ibamos al parque en la hora de escuela, así que siempre no encontrábamos a nadie y había silencio. A ella le encantó pasar el tiempo en el parque porque le costaba mantener buena relación con los otros pacientes en la misma sala y necesitaba el lugar sin molestia. Todas las veces nos columpiábamos y charlábamos.

実は、ブランコが好きなのは彼女よりも、むしろ私の方でした。彼女は私を見ては「本当に楽しそうにこぐね。」と笑っていました。
La verdad es que a mí me gustaba el columpia más que ella. Ella se reía de mí disfrutando el columpio.

たぶん彼女の同伴にふさわしい人は私ではなかったと思います。
17歳くらいの子の流行りも全然知らないし、彼女が好きなもの(アニメ、ゲーム、芸能人)に関してもさっぱり知りません。私は、彼女が興味なさそうな、たわいのない話くらいしかできませんでした。彼女はよく、今の悩み事や、以前悪い事をした話をしてくれましたが、ろくにアドバイスもできませんでした。
私たちは会話もなくブランコに乗っていることも多々ありました。
No creo que fui buena para ella porque yo no sé nada de los temas de esa edad ni los que le interesan(animé,video juego, y el mundo de espectáculo). Solamente charlábamos de las cosas triviales. Muchas veces ella me contaba su preocupación actual o sus historias de mal tiempo, pero no podía darle buenas sugerencias y muchas veces columpiábamos sin conversar nada.

私が辞める日、冷たい雨が降っていました。しかし彼女は、傘をさしてでも散歩に行きたいと私にお願いしてきました。
彼女はもう、40分くらいは歩けるようになっていました。
午後も雨が降り続いていましたが、彼女はもう一回散歩に行きたいと私に懇願しました。
彼女は歩きながら私を見つめて言いました。「雨やだなー、ブランコ乗れないんだもん。お願いだから辞めないで!私と一緒にあと20年くらい一緒にいて!大好きだよ。」
私は、「私もHちゃん大好きっ!でも20年も? バアサンになっちゃうよ、私。」と言いながら泣きそうになりました。
El último día de mi trabajo estaba lloviendo fuerte, sin embargo,ella me pidió paserar juntas con el paraguas. Ella pudo caminar más de 40 minutos ya. En la tarde seguía lloviendo, pero ella me pidió llevarle a pasear otra vez. Mientras caminábamos ella me dijo,"No me gusta la lluvia porque no podemos columpiarnos. No te vayas, por favor. ¡Quédate aquí conmigo por 20 años porque te quiero mucho!" Le contesté," Yo también te quiero mucho, pero 20 años?! Voy a ser viejita..."

OTとしても、彼女の友達としても、私は彼女に何もしてあげられませんでしたが、最後の言葉に救われた気がします。ただそばにいてあげることくらいしかできなかったけど、毎日毎日欠かさずやったからか、御褒美がもらえた感覚です。
大切なものはいつも、目に見えない。
Pensaba que no pude hacer nada para ella tanto como terapeunta ni como amiga, pero sus palabras me salvaron. Aunque solamente compartiamos el tiempo, si lo hago todos los días, nos dará algún fruto. Lo importante es siempre invisible...
花束いただきました~。ありがとう!!!

2 comments:

とねっち said...

Hちゃんとの交流話に、心がふるふるしました。ほんとに大切なものは目に見えない。とっても濃い時間を過ごせたんだろうな。おつかれさまでした。
人の生活と向き合う仕事って、たった一言にダメージを受けたり、救われたりするんだね。またゆっくり語りましょう☆

Aita said...

ほんとほんと、相手のたった一言に跳んで喜んだり、泣かされたりするよねー。
一喜一憂せず平静を保ちたいと思うものの、めちゃめちゃ難しいワ。

近々、みっちゃんも一緒に、ご飯でも食べながらオシャベリしよ~ね~!